【歴史美術本買取】平城京 長屋王邸跡 本文編+図版編 奈良国立文化財研究所の買取～本&古書とDVDの高価買取

【歴史美術本買取】平城京 長屋王邸跡 本文編+図版編 奈良国立文化財研究所の高価買取をいたしております。

「平城京 長屋王邸跡」は、1996年(平成8年)に吉川弘文館より出版されました。奈良県立文化財研究所が企画し制作したもので、長屋王邸発掘の調査記録と、そこから出土した長屋王家木簡についてまとめられております。この発掘により、奈良時代の貴族の生活が明るみになり長屋王の研究が大きく進展しました。今回は、そんな多くの研究者に愛読されている書籍「平城京 長屋王邸跡」をご紹介します。

長屋王(ながやのおおきみ)とは飛鳥時代から奈良時代にかけて生き抜いた皇族のひとりです。天武天皇の孫にあたる人物で、奈良時代ではかなりの権力者でした。
平城京へ都を移したあとに政界の中心であった右大臣藤原不比等が死去すると、長屋王は皇族の代表として主導権を握ります。しかし不比等の子と対立し、藤原家の人物が邸宅を包囲。長屋王らは追い詰められたのちに自殺しました。

その長屋王が住んでいた邸宅が発見されたのは1986年のことです。デパートの建設予定地で発掘調査が行われ、幅約3ｍ、長さ28ｍの溝が発見され、4万点にもおよぶ木簡が出土しました。総面積は約6万㎡、調査の結果「長屋王」の邸宅だと判明し、王家の事務書類や役所関係、経済的基盤についてなどが分かったのです。奈良時代の豪華な生活を伺い知ることができる貴重な遺跡だったのですが、残念なことに現在邸宅跡は埋め立てられてしまっています。地元や研究者の反対が根強かったものの、バブルの最中にデパートが建築されてしまいました。

「平城京 長屋王邸跡」では、そんな貴重な資料が見つかった発掘調査についての記録や見つかった木簡に書かれている内容など詳しく解説しています。奈良時代を深く知る貴重な遺産の数々。学者や研究者をはじめ、歴史愛好家の人にも好まれている書籍となっております。

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