【仏教本買取】慈雲尊者全集 全19巻 思文閣の高価買取をいたしております。

「慈雲尊者全集」は1977年(昭和52年)に初版発売されております。江戸時代後期に生きた真言宗の僧侶・慈雲の全集となっており、密教や顕教などの教義、そして梵学に精通した慈雲の教えや思慮を読むことができます。

真言宗の高僧、慈雲は、戒律(仏教において守らなければならない決まりごと)を重視し「正法律」を提唱した人物です。能書家としても知られ、現在でも広く名が知られています。

その生涯を辿ると、慈雲は13歳の時に出家し、密教と梵語(サンスクリット)を学びます。18歳になると京都に行き、古学派の儒学を修得。翌年には奈良に渡り、密教をはじめ神道や顕教に勉励しました。出家の身でありながら一つの場所にとどまることはせず、さまざまな場所での習練に時間を注ぎました。

住職の身分を捨て、禅を学んだのち慈雲は1758年、生駒山にある草庵に隠居し研究に専念します。その時に著されたのが「梵学津梁」です。梵語研究の大集成として高い評価を得た大著は千巻にもおよび、現在でも研究家や学者に愛読されております。

「慈雲尊者全集」ではそんな梵学研究の集大成「慈雲尊者全集」をはじめ、「十善法語」等、慈雲の著書がまとめられております。全19巻の内容としましては毘尼編・禅那編・真言編・梵学編・神道編・観導編・文藻編・雑編・附録の構成。刊行年数も古いため非常に貴重な書籍であり、なかなか手に入らないシリーズです。

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