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「日本彫刻史基礎資料集成 平安時代」は、1966年(昭和41年)から1982年(昭和57年)にかけて中央公論美術出版より刊行された書籍です。 造像銘記篇8巻、重要作品篇5巻の全13巻で構成されており、同出版社の創業10周年を記念して制作されました。彫刻史を研究する上で欠かすことのできない資料「造像銘記」などを一挙に見ることができる内容となっており、彫刻史研究の発展に大きく貢献した書籍として知られています。 造像銘記とは、その字の通り像に記された銘文のことをいい、日本彫刻史を研究する上で最も基礎的な資料となります。像の一部に直接書かれたものや、像の内部に納入されたものなど内容は様々。記された内容としては、像を造った経緯や作者、制作年月、製作の様相など具体的に示したものから、造像事情や信仰内容、作者の流派なども記されています。そのようなことから「造像銘記」は彫刻史研究において大きな役割を果たす資料として非常に注目されている記録なのです。 大正15年、考古学会から「造像銘記」と題された本が出版されて以降、彫刻史は大きく変わりました。今まで調査されなかった像や、あまり手が付けられていなかった貴重な像から多くの銘記や納入品が発見されたからです。それから学会では「それらの資料をまとめた本が欲しい」との要望が強く寄せられたといいます。そして昭和41年、造像銘記や重要作品をまとめた書籍「日本彫刻史基礎資料集成」が晴れて出版されたのです。 「日本彫刻史基礎資料集成 平安時代」では、造像銘記を有する平安時代の仏像が一挙に見ることができるほか、実地調査に基づいた詳しい解説も読む事ができます。彫刻史研究者だけでなく、美学美術史研究者、仏教史研究者、日本文化史研究者など多くの研究に役立つ文献が収録された大変貴重なシリーズとなっております。 ★当店は、彫刻などに関する専門書の買取専門店でございます。まずは商品の価値を判断できる買取の専門店までお問い合わせいただき、現在の買取価格をお確かめください。 ●買取方法は簡単3ステップ! 1.問い合わせて お手持ちのシリーズを、当ホームページより買取価格をお問い合わせください。
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