匠技-大工・中村外二の仕事(青幻舎/1996年)の買取～本&古書とDVDの高価買取

「匠技-大工中村外二の仕事」は、1996年に青幻舎より刊行されました。その時代における随一の名匠として名高い数寄屋職人、中村外二の作品を収めた内容となっており、伊勢神宮茶室や万博日本庭園茶室など数多くの建築を手がけた中村の大工の神髄を見ることができます。

中村外二が得意としていた「数寄屋造り」とは、日本建築における様式のひとつです。数寄屋、または茶室を取り入れた住宅をさし、起源とされる安土桃山時代には床の間や座敷をより立派にした書造院が「数寄屋」と呼ばれて親しまれました。江戸時代以降は住宅でも多くと仕入れられるようになり、現代では住宅をはじめ日本料理店でも数寄屋建築が用いられています。

近年では高級住宅や格式高い造りとして位置づけられている数寄屋造り。しかしその古き良き日本の建築技術は今もなお受け継がれ、愛されています。数寄屋職人の中村外二は、1906年に生まれ1997年に逝去するまで数寄屋大工として活躍し続けました。「中村外二公務店」を営んでおり、そこに弟子入りしたのが今なお数寄屋大工として活躍し続ける升田志郎。彼は2017年5月に放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも特集され、その真髄に迫りました。日本を代表する数寄屋大工も、中村の技術を真摯に学び続けたんですね。「匠技-大工中村外二の仕事」では、そんな数寄屋造りの匠・中村外二の作品や技術が詳しくまとめられています。

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