臨床実践 家伝・秘伝・民間薬叢書(全7巻/オリエント出版社/東洋医学/漢方)の買取～本&古書とDVDの高価買取

「臨床実践 家伝・秘伝・民間薬叢書」は、1995年にオリエント出版より刊行されました。オリエント臨床文献研究所が監修をつとめ、制作された医学書です。

「民間薬」とは主に医療の専門家にはあたらない、庶民が独自につくりその間で伝承されてきた薬のことをいい、植物起源の生薬がほとんどです。今はあらゆる薬が開発され活用されていますが、第二次世界大戦以前の日本は医師の数が不足しており保険制度もなかったため、お金に余裕のない家庭や街から外れた地域では市販の薬を購入することも難しく、その流れから民間薬は発達し、よほどのことでない限りではそれで済ますことも多かったそうです。今でも活用されている例としては切り傷などに塗るアロエやヨモギ、入浴用にショウブなど、おばあちゃんの知恵袋のように、家庭で活用している人も多いのではないでしょうか。

「臨床実践 家伝・秘伝・民間薬叢書」は、そんな曖昧にされがちな民間薬などを臨床実践によって医学的に解明した書籍となっており、本草製譜や有毒草木図説、古方選、古今方彙など全7巻の中でさまざまな資料が記載されております。著者も1人に絞らず多くの人が参加しており、産科医術の開発者であり数々の業績をあげた片倉鶴陵や、古方派を代表する日本近代医学中興の祖、吉益為則、精神疾患の書籍は当時世界最高水準ともいわれた香川修徳など名のある学者や医師によって制作されているため信頼度も高く、長年愛されている書籍でもあります。

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