日本の建築 (全10巻 三省堂)の買取～本&古書とDVDの高価買取

三省堂より出版の「日本の建築」は1979年から刊行された全10巻のシリーズです。

幕末から明治〜大正〜昭和にいたるまでの日本建築の発展過程を収録、建築家たちによる解説や写真、図面で見ることができます。現在は絶版となっているためなかなか手に入らない商品です。

「日本建築史」という学問が成立したのは明治時代。かつて日本人建築家として活躍した辰野金吾が、ロンドンに留学した際に日本の建築の歴史を聞かれても答えられず、そのことをきっかけに建築史研究を開始したのが始まりでした。

日本建築といえば日本独特の和風建築が昔は主流でしたよね。土地の環境に適した造りの民家は、昔の人が住みやすさや地域の特性を考えて編み出した「生きる知恵」でもあり、長い年月の中で現在も受け継がれています。

しかし日本は近代以降西欧の影響を強く受けているのも事実。日本が開国した幕末から、各地に外国人の住まいや教会が建てられるようになったのです。華やかで居心地のよい西洋建築に刺激を受けた人たちが建物を真似て、各地に洋館が建てられました。

今回ご紹介する「日本の建築［明治大正昭和］」では、幕末・明治にかけて始まった西洋建築文化から、昭和初期に見られたモダニズムまでの歩みを記した近代建築史の大集成シリーズです。

日本の建築はどのように成長していったのか、重要な現存建築のすべてを網羅し、建築の轍を辿る、非常に貴重で重要な資料が多数掲載されている書籍となっております。

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