【画集本買取】藤田嗣治カタログレゾネ vol.1～vol.3

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「藤田嗣治カタログレゾネ」は2001年にACR Editionから発売された書籍です。本書は藤田嗣治の公式鑑定人であるシルヴィー・ビュイッソンが制作したもので、フランス語にて編集されています。
パリと日本で活躍した藤田嗣治が残した全作品を、3巻にわたって鑑賞できる、大変貴重な書籍となっております。

藤田嗣治は、日本生まれの画家・彫刻家です。1886年、医学博士であった父のもとに生まれました。小さい頃から絵を描くのが好きで、高校を卒業するころには画家としてフランスへ留学したいと思うようになったといいます。父と知り合いでもあった森鴎外の薦めもあり、現在の東京芸術大学美術学部に入学。しかしその時は黒田清輝を筆頭とした「印象派」と呼ばれる写実的な画風がもてはやされており、学校ではあまりいい成績を残せませんでした。

そんな藤田が渡仏したのが大正2年のこと。住み始めた場所は家賃や安く、画家が多く住んでおり、いろいろな人と交友を結ぶようになります。パリでは、当時の日本にはまだない新しい絵画が次々と登場していて、「黒田清輝流の印象派こそが洋画」と教えられてきた藤田にとっては衝撃以外の何物でもありませんでした。絵画の自由さ、奔放さに魅せられ、藤田は今まで学んできた作風を捨てることを決意したのでした。

生涯にわたって絵を描き続け、晩年にはフランス国籍を取得してその地で亡くなった藤田嗣治。
「藤田嗣治カタログレゾネ」では、藤田が生前に制作した版画を年代順にまとめています。風景画、肖像画、裸婦、宗教画など数々の藤田芸術が、ここに収められています。

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