松田権六 図案日誌 (綜合工房)
更新日:2021/10/14
松田権六の「図案日誌」は、1977年に綜合工房から刊行された書籍です。
本書では松田権六が書き留めた図案日誌を読むことができ、その努力と工芸への愛情を感じることができる貴重な書籍となっております。
松田権六は、昭和期を中心に活躍した蒔絵師です。人間国宝にも指定され、文化勲章も受章した経歴の持ち主です。
石川県の金沢市に生まれ、7歳にして修業を始めた松田健六は、東京美術学校の漆工科を経て47歳の時に東京美術学校の教授に就任しました。
その後36年間にわたって教鞭を取り続け、生徒に芸術を教え続けました。
大正14年、松田が29歳の時に製作所に入社すると、万年筆や喫煙具などの漆工加飾品を手がけるようになり、その後、東京美術学校の助教授に就任します。
35歳にして帝国議会議事堂御便殿(現在の御休所)の漆工事を依嘱され、監督を務めながら皇族室や議長室の漆芸装飾を担当しました。
47歳のときには上記のとおり美術学校教授に任命され、翌年には松田権六の最高傑作との呼び声も高い「蓬莱之棚(ほうらいのたな)」を完成させました。
その後、日本は終戦を迎え、松田も50歳を迎えます。
そして59歳の時に、重要無形文化財「蒔絵」の保持者として人間国宝に選ばれました。
60代では日本工芸理事長就任や文化功労者顕彰の受章、70代では毎日新聞のコラム連載や漆芸技術研究所を開講するなど活動の幅を広げ続けました。
90歳でこの世を去った松田権六は、最後の最後まで工芸の素晴らしさを世に広めようと尽力続けました。
「図案日誌」では、そんな権六が日々書き続けた図案をひとつひとつ見ることができます。漆を愛し、漆の発展ばかりを考えていた松田の努力が垣間見られる、そんな1冊となっております。
(参考サイトウィキペディア(Wikipedia)松田権六)
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