大分県先哲叢書 大友宗麟 資料集 (全5巻 大分県立先哲史料館)

「大分県先哲叢書」は、1995年〜1996年にかけて

大分県教育委員会より出版された書籍です。

大分県において多大な偉勲を残した先哲

（歴史上、優れた思想家や賢者）の

業績や人柄を解き明かし、

これから育まれる地域文化の継承に

役立ててもらうことを目的に刊行されました。

今回ご紹介するのは、

その中の「大友宗麟」をまとめた書籍です。

戦国期にて北部九州を支配した

大名として知られておりますね。

大友宗麟（おおとも そうりん）は、

戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将です。

キリシタン大名としても知られており、

海外との外交は巧みなものであったと言われています。

大内氏や毛利氏をはじめとする

守護大名の勢力が入り混じる戦国期において、

大友は北九州東部の平定に尽力しました。

最盛期には九州六ヵ国を支配して自身の領土を広げ、

勢力を拡大し続けると見られていましたが、

1577年の耳川の戦いにて薩摩の島津軍に大敗し、

衰退を余儀なくされました。

大友氏は戦国時代の将軍として語られることが多いですが、

文化人としても幅広く活動しており、

書道や茶道、能などにも精通していました。

収集癖も持ち合わせており、

宗麟の部屋には書画や茶器などが並んでいたといいます。

★当店は 歴史的に貴重な資料をまとめた書籍を

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