無外流居合兵道指針(中川申一/無外真伝兵道無外会)

居合に関する書籍である「無外流居合兵道指針」の買取をいたしております。

「無外流居合兵道指針」は無外真伝兵道無外会の編集により昭和55年に非売品として発行されました。第十一代宗家として名高い中川申一が詳しく解説しております。

無外流とは延宝8年、辻月丹によって開かれた剣道の流派のことをいいます。第十一代宗家・中川申一は高橋赳太郎の弟子として無外流を学びました。高橋は別名「警視庁の三郎三傑」と呼ばれ、明治時代の警視庁の撃剣世話掛や剣術教師や巡査教習所の撃剣教授を勤める凄腕の人物。彼が無外流に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。

その高橋氏から無外流を学んだ中川申一(武号：士龍)が、昭和30年に創始したのが「無外流居合兵道（無外眞傳無外流居合兵道）」です。正式には無外流居合兵道は無外流ではなく、無外流高橋派剣術と自鏡流居合を整理して再編成されたもの。その後、数々の流派によって受け継がれた剣術は「剣道」として統合されてしまうのですが、無外流は「居合術」の流派として今も継承されています。

「無外流居合兵道指針」では、そんな無外流居合兵道についての指針が詳しく書かれています。歴史や作法、礼儀や規則など細かなところまで読むことができる貴重な書籍となっております。

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