【文学本買取】ドストエフスキー全集 全20巻(21冊)+別巻+未刊行ノート 筑摩書房 小沼文彦訳

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「ドストエフスキー全集」は1963年から刊行された書籍です。全22巻に加え未刊行ノートも発売されており、30年以上の年月をかけて刊行されたロングシリーズとなっております。

ドストエフスキーとは誰もが知る思想家・小説家ですよね。代表作「罪と罰」は読んだことがなくともタイトルだけは知っている人が多いのではないでしょうか。トルストイ、イワン・ツルゲーネフと並んでロシアを代表する文豪と言われ、夏目漱石をはじめ太宰治、芥川龍之介、手塚治虫、村上春樹など名だたる監督や作家が影響を受けています。つまり、ドストエフスキーの作品を読むと現代小説の基盤を知るきっかけにもなるのです。

ドストエフスキーが生まれたのは1821年。17歳の時に陸軍の工兵学校に入学し、卒業後は工兵隊の製図局に就職しますが相性が悪く１年で退職していまいます。作家を志したのはその時で、彼が作家人生へと転換させた地でもあるサンクトペテルブルクは彼の描く物語に度々登場しています。

ドストエフスキーの作家人生は全て華々しいわけではありませんでした。デビュー作は人気を集めたものの、その後の作品は酷評をあびます。空想的社会主義サークルの仲間になったために逮捕され一時は死刑判決まで下されますが特例により減刑となり、その後ペテルブルクに帰還しました。この時の体験をもとに書かれたのが「死の家の記録」「白痴」です。この事件はそれ以降の作風にも影響されていると言われており、徐々に評価が高くなっていきました。刑期終了後、ドストエフスキーは「罪と罰」を発表しました。

「ドストエフスキー全集」は、ドストエフスキーが書き上げた著書をはじめ、創作ノートや書簡、評論集をまとめたシリーズです。名言や格言が多いことでも知られるドストエフスキーは今でもファンが多く、非常に読み応えがある書籍となっております。

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