【哲学本買取】影山正治全集 全32巻 影山正治全集刊行会

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「影山正治全集」は1989年〜1995年にかけて影山正治全集刊行より刊行された書籍です。本書は、思想家、右翼活動家として知られる影山正治の著書をまとめた唯一の全集であり、哲学や思想を学ぶ人に人気のシリーズとなっております。

国家主義者の影山庄平を父に持ち、「日本の伝統の回帰」をモットーにした民族派として活動した影山正治は、23歳にして当時の首相・斎藤実らの暗殺を計画した神兵隊事件に関わりました。昭和15年、影山30歳の時には米内光政首相らの暗殺を計画。禁固5年の実刑判決を受けますが、命に関わる病を患ったため結局刑が執行されることはなかったといいます。数年後、戦争の終わりを知ったのは中国の華北。国家主義者だった父は、今の東京・代々木の地で腹を切って自ら命を絶ちました。

影山の軸となっていた「右翼」とは「安定した社会のために社会制度を支持する人」のことを言います。愛国心や保守などを大切にし、逆に「社会主義」「社会変革を支持する人」は左翼と呼ばれているのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。影山自身は「右翼」を主張していた一人でしたが、日米安保条約に強く反対した国内左翼勢が参加した安保闘争に理解を示すなど独自の考えを最後まで貫きました。闘争の末に亡くなった左翼派の人にも追悼の意を示し、「このような人物は右翼にはいない」と批判したこともあったそうです。

そんな影山が最後にした反発は「元号法制化」についての訴えです。影山は「死にて元号法制化の実現を願う」と遺書を残したあと散弾銃によって自決してしまいますが、その死を受けて元の元号は可決されたのです。

「影山正治全集」では、そんな影山正治氏が書き記した著書をまとめて読む事ができます。政治や思想、哲学について学ぶ人に大変人気があり、なかなか出回らない品となっております。

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