【歴史本買取】予科練外史 全6巻 予科練外史刊行会

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「予科練外史」は、1987年から1993年にかけて予科練外史刊行会より出版された書籍です。海軍飛行予科練習生、通称「予科練(よかれん)」についての歴史が記されています。

全６巻の概要は以下の通りです。

第1巻　雛鷲の日々　初陣の羽搏き
第２巻　湖畔の明け暮れ　若鷲の勇戦
第３巻　嵐に向かう　凱歌のかげに
第４巻　ソロモンの空　その頃予科練は
第５巻　制空権の行方　伝統の継承
第６巻　絶対国防圏の推移　満点の星は涙す

昭和4年から昭和20年まで存在していた海軍組織・大日本帝国海軍の中の航空養成制度「海軍飛行予科練習生」。名前が長いので「予科練」と呼ばれています。
かつて存在していた海軍省の命令により創始され、志願制にて入学者を募りました。小学校を卒業した14歳〜20歳までの人を条件に募集したところなんと全国から5800人以上の応募があり、そのうち合格したのはわずか79人だったとか。その後制度が改められたことから従来の学生を「乙種飛行予科練習生(乙飛)」、新しい制度のもと入学した者を「甲種飛行予科練習生(甲飛)」と名付けました。

これらは戦前の話ですが、太平洋戦争が始まると入隊者は大幅に増員されました。卒業生の多くは航空機搭乗員を務め、学年によっては約90％が戦死するという結果になるところもあり、過酷な日々が続きます。多くが命を落とし、かつて「エリート街道」といわれた予科練の軸は崩壊。昭和20年に予科練はほぼ凍結され、航空隊は解隊されました。

「予科練外史」では、そんな予科練の戦史や歴史が詳しく書かれており、おそらくこれ以上の資料は存在しないと言われるほどあらゆる文献を見ることができます。入学生の名簿や教育内容、予科練搭乗員の編成やその後の消息など、元予科練の教官であった倉町秋次が自ら著した大変貴重な書籍となっております。

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