【歴史本買取】再夢紀事・丁卯日記/続再夢紀事 日本史籍協会叢書(105～111) 事東京大学出版会

【歴史本買取】再夢紀事・丁卯日記/続再夢紀事 日本史籍協会叢書(105～111) 事東京大学出版会の高価買取をいたしております。

「再夢紀事・丁卯日記」「続再夢紀事」は、日本史籍協会叢書の中のシリーズとして構成された書籍で、「再夢紀事・丁卯日記」は1巻、「続再夢紀事」は6巻刊行されました。福井藩主松平慶永の家臣である中根雪江が記したもので、大正11年に発行した書籍の復刻版です。

日本の江戸末期から明治にかけて活躍した武士、中根雪江。越前国福井の城下に生まれます。儒学を学び、江戸に赴き江戸時代後期の国学者、神道家の平田篤胤から国学を修学。その後、15代藩主だった松平斉善が急逝したことで当時11歳だった松平慶永が藩主に就任。中根雪江は、その慶永の教育係として約17年間側用人として働きました。

国学を学び、平田篤胤の思想を発展させた慶永は、中根雪江とともに藩政改革に参与。全藩士の俸禄を3年間半減することや藩主自身の出費も5年間削減することなど、あらゆる政策が進みました。

中根雪江は江戸幕府の幕府に進出した慶永を支え続け、藩政改革や一橋慶喜の擁立、公武合体運動に従事することに尽力しました。1853年にペリーが率いる黒船が来航して通商を求めた際には慶永に開国を進言、失脚した慶永が政界に復帰して政事総裁職になると側で支え、公武合体政策などに従事しました。

「再夢紀事・丁卯日記」「続再夢紀事」は、そんな中根雪江が書き記した著書のひとつです。幕末から明治初期の政治動向も見ることができることから、歴史研究にも役立てられている大変貴重な書籍となっております。

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