【歴史本買取】鳥取池田家文書 全4巻 日本史籍協会叢書(149～152) 東京大学出版会

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日本史籍協会叢書「鳥取池田家文書」は2015年に刊行された書籍です。全192巻の叢書のうちの149巻〜152巻が「鳥取池田家文書」として発売されました。江戸時代末期の大名で、鳥取藩の最後の藩主として活躍した池田慶徳の事蹟を明らかにした文書を編纂した貴重な書籍であり、安政末政局の核心だった将軍継嗣や条約調印問題紛糾の真実に迫る史料として知られています。

かつて日本の地方行政区分とされていた令制国の１つで、鳥取県東部をその領域とする「因幡国」に置かれていた鳥取藩の藩主・池田慶徳は、水戸藩主・徳川斉昭の五男として生まれました。幼少期は「五郎麿」という名で育ちましたが、1850年、鳥取藩主・池田慶栄が急死してしまい、幕府の命令でその養子となりました。その後「池田慶徳」と名を改めて藩主に就任し、慶徳は藩政の改革や学問の奨励について民の声を聞くことに力を注いだのです。

池田慶徳による藩政改革が行われていた期間は1853年のペリー来航から、大老井伊直弼が桜田門外で刺殺される1860年という波乱に満ちた時代でした。慶徳は幕府が日米和親条約を締結したことに対して遺憾の意を示し、攘夷論者として中央政界に参画しました。

日本史籍協会叢書「鳥取池田家文書」に収められているのは鳥取藩主池田慶徳に関する文書です。朝廷幕府からの達書や、慶徳の上書建白・往復書簡・同藩重臣のほか、他の藩士とのやりとり(書簡)も見ることができるため、歴史を紐解く史料として大変人気がある品となっております。

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