大自然の波動と生命(高橋信次/昭和44年初版 正誤表付/第十五興生社出版部)

「大自然の波動と生命」は1969年(昭和44年)に初版発行された書籍です。第十五興生社出版部の制作のもと発売された本書では、高橋信次がこれまで説いた大自然の理論や釈尊の教えなどが記されています。

長野県の佐久市(旧:南佐久郡平賀村)に生まれた高橋信次は、10人兄弟の次男として生まれました。今も昔も珍しくない農家の家で育った高橋信次氏でしたが、10歳の終わり頃、今でいう「幽体離脱」のような体験をしたことをきっかけに、「もう一人の自分」という存在を意識しはじめ、同時にその現象に子供ながらの疑問を持ち続けました。

電気工学を学んだ高橋氏は工場を借りて仕事をするようになりますが、一方で「もう一人の自分」がいる神秘世界についても探究し続けました。高橋氏がどの宗教にも属さなかったのは、仏教の僧侶に「あの世はあるのか」と聞いてもはぐらかされ、キリスト教の「信じる者は救われる(＝信じない者は救われない)」と教えられ、納得がいかなかったと言われています。

「大自然の波動と生命」では、宇宙の仕組みやイエスの教え、生命について、そして“現象界より上の世界”について明かされています。第一編「生命論」、第二編「物質論」第三編「現象論」と三部に分けられており、大自然の生命についての真理が語られています。現在は絶版となっており、なかなか手に入らない品物です。

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