森信三全集(全25巻/実践社)

森信三全集(全25巻)の買取をいたしております。

実践社より発売されている「森信三全集」は1965年〜1968年にかけて刊行された書籍です。全25巻が発売され、1983年には続編として全8巻が発売されています。刊行年数が古いことからなかなか手に入らない貴重な書籍となっております。

哲学者・教育者として活躍した森信三は、1896年に愛知県の知多郡武豊町に生まれました。20歳を過ぎると広島の師範学校で英語を学び、大学は京都帝国大学(現在の京都大学)の哲学科に入学。日本を代表する西田幾多郎の教えを受け、卒業後は京都帝国大学に籍を置きつつ現在の大阪教育大学の専攻科講師として働き、一層の勉学に励みました。その後、中国東北部に位置する場所にある満州の大学に赴任するものの、第二次世界大戦が勃発。敗戦後に帰国し、日本で再び学びの現場に立ちました。

そんな森信三は「人生二度なし」の真理を根本信条としていたことで知られています。その生涯から森は「全一学」という学問を提唱。全一学とは宇宙に広く行きわたっている絶対的全一生命の自証を扱った学問のことで、命は二度と繰り返さない、だから今ある生命に宿された生まれつきの特質を十分に発揮せよ、という想いが込められています。

「森信三全集」では、そんな森氏が書き記した著書や学問論ノート、未完の歌集、日記、訓話集、卒業生による思い出集など多岐にわたって収録されています。森信三がいかに多くの人に愛されたか、そしてどれほどの人に尊敬の念を抱いていたか。その足取りがわかる、大変貴重な全集となっております。

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