【文学本買取】萩原朔太郎全集 補訂版 全15巻+補巻 全16冊 筑摩書房

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「萩原朔太郎全集 補訂版」は、昭和61年〜平成元年にかけて刊行された書籍です。本巻が15冊、補巻が1冊で全16冊出版されており、萩原朔太郎が生涯にわたって書き続けた”文学遺産”を完全網羅。詩人として近代に新しい風を吹き込み続けた彼のすべてがここに収録されております。

明治19年、群馬県に生まれた萩原朔太郎。
子どもの頃から神経質で、周りからも冷たくあしらわれていた萩原は孤独を好んでおり、1人でいる時はハーモニカやアコーディオンを嗜んでいたとか。中学に入っても学校に行かず野原で寝転んだり森林の中で歩き回ったり。結局中学を卒業することができず、その後の進学にも大変苦労したと記録されています。

そんな萩原が詩人として歩き始めるのは慶應大学を退学した3年後のこと。雑誌「朱欒」にて詩を発表し、故郷・群馬に帰り執筆を開始しました。形式にとらわれない詩を書き続け、口語象徴詩や叙情詩に新たな領域を開拓。その詩は森鴎外にも絶賛され、大正時代に確かな地位を確立しました。

「月に吠える」や「青猫」「純情小曲集」「猫町」など多くの作品を世に送り出した萩原朔太郎。「萩原朔太郎全集」では、全16冊の中で数々の代表作やデビュー作、隠れた名作など全ての作品を見ることができます。詩に限らずエッセイや歌集、日記も収録されているため、非常に読み応えのあるシリーズです。

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