【前衛写真本買取】撮影作画の新技法 小石清 玄光社
更新日:2017/08/23
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「撮影作画の新技法」は1936年(昭和11年)に玄光社より刊行された書籍です。明治から昭和にかけて活躍した小石清による写真技法書で、図版入り、詳しい解説が掲載されています。彼がどのようにして小石清は時代に先駆けた表現を手に入れ、形づくっていったのかなど辿ることができる内容となっております。
戦前を代表する日本の写真家・小石清。明治41年に大阪の高級雑貨店の家に生まれ、高校卒業後に写真映像用品を扱う会社「浅沼商会」の大阪支店技術部に入社したことをきっかけに本格的に写真の技術を学びます。10年後には大阪にスタジオを開設、写真家として独立します。その間にも浪展や国際広告写真展、日本写真美術展などで作品が次々入選。写真家としての彼の評価は年々高くなっていきました。
1932年には写真と自身で書き綴った詩を載せた「初夏神経」を出品。そしてその4年後に出版されたのが「撮影作画の新技法」でした。今まで培ってきた技術や表現方法、前衛写真の手法を集成したその書籍はたちまち人気となり、多くの人に衝撃を与えました。
レトロな色合いの装丁は恩地幸四郎によるもの。「撮影作画の新技法」は、戦前という時代に新しい技法を追求し続け精力的に活動していた小石清の写真技法書となっています。
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