唐墨和墨図説(美術出版社)
更新日:2020/03/17
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「唐墨和墨図説」は、昭和39年に美術出版社より刊行された書籍です。大正、昭和にかけて活躍した美術評論家・外狩素心庵、横川毅一郎らにより制作され、500部限定で発行されました。中国の墨、そして日本の墨について詳しく解説した、他に類を見ない内容の書となっております。
書道をするにあたって墨は欠かせない存在。菜種油や松煙から取った煤(すす)を練り固めて出来た固形の墨を硯や水とすり下ろして出来る墨にはいくつかの種類があるのをご存じでしょうか。
もともと書道は中国発祥なので墨もそこから生まれたと考えられています。古代中国の甲骨文には墨書、朱墨の跡が発見されており、この殷の時代に発展していました。タイトルにも入っている「唐墨」はまさしくその中国製の墨のことをいい、逆に「和墨」は日本で作られている墨という意味です。中国の墨、日本の墨。しかし違うのは産地だけという分けではないのです。
唐墨の成分は煙煤と低粘度の膠(にかわ)が約10:12の割合で作られています。膠の割合が多くなると墨が濃くなるまでの時間が長くなり品位と深みのある色合いを出すことができるのに対し、和墨は煙煤と高粘度の膠がおよそ10対6の割合で混ぜられています。日本の墨の方が強い黒を出すことができ、強い粘りに力強さを表現できるのです。
日本独特の仮名文字の発展や書風の変化によって、より繊細な墨の線や深い墨色を求められ、より日本の書道に適したように作られてきた「和墨」。「唐墨和墨図説」ではそんな墨の世界を余すことなく知ることのできる貴重な書籍となっております。
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