【ドイツ語書買取】冠詞 全３巻 関口存男 三修社

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「冠詞」は1960年〜1962年にかけて三修社より刊行された書籍です。関口存男氏の人生の大集成とも言える大著であり、語学書界にも大きな影響を与えた貴重な書籍となっております。

冠詞とは、名詞と結びついてその名詞を軸とする名詞句の定性や特定性を示すもので、簡単に言うと、英語の冠詞「a pen」の“a”や「the book」の“the”の部分です。ちなみに日本語には冠詞という概念はなく、英語をはじめドイツ語やオランダ語などヨーロッパ周辺の国で主に使われています。日本人には馴染みがないため、冠詞というのは日本人が英語やフランス語などを勉強する際につまずきやすい部分と言われています。学校でも「これはこういうものなのだ」としか教えられてない人も多いのではないでしょうか。

三修社出版の「冠詞」では著者の関口存男が専門としてきたドイツ語が中心で、ほかにも英語やフランス語の冠詞についても触れられています。冠詞の役割やその働きなどについても解説されているため、言語をより深く理解することができるでしょう。冠詞には「定冠詞」と「不定冠詞」がある特殊なものですが、本書ではしっかり説明しているので、難しいとされているフランス語やイタリア語の冠詞も理解できるよう構成されています。

日本を代表するドイツ語学者、関口存男。語学者、教育者俳優としても活動の幅を広げてきた彼の人生を辿ることができる内容となっております。

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