【古文書買取】戦国遺文 東京堂出版

【古文書買取】戦国遺文 東京堂出版の高価買取をいたしております。

「戦国遺文」は1989年から2016年にかけて東京堂出版より刊行された戦国時代の古文書を集成した史料集です。

日本の歴史学者で日本中世史を主に研究していた杉山博、歴史家で後北条氏の研究に尽力した下山治久が、後北条氏関係の古文書を集成する『小田原遺文』を編集しようとしたことが制作のきっかけでした。平安時代の文書をまとめた「平安遺文」や、同じく鎌倉時代の古文書を集成した「鎌倉遺文」のように、戦国時代の古文書を集成してまとめるという大々的な計画のもと、「戦国遺文」の制作は進められたのです。

1989年の9月から「後北条氏編」が刊行されて以降、武田氏・今川氏・古河公方の各氏編および房総編などの刊行が開始。20年後の2009年には初めて近畿地方の佐々木六角氏編が出版、大きな話題を呼びました。

「戦国遺文」の内容としましては、

1 後北条氏編 (1989〜1995年 全6巻)
2 武田氏編 (2002〜2006年 全6巻)
3 古河公方編 (2006年)
4 佐々木六角氏編 (2009年)
5 今川氏編 (2010年)
6 房総編 (2010〜2014年)
7 瀬戸内水軍編 (2012年)
8 三好氏編 (2013〜2014年 全3巻)

となっております。

武田氏編では長享元年から天正10年までの戦国期甲斐武田氏に関する文書4300点を収めており、第6巻には年末詳文書や穴山勝千代文書、武田氏受給文書など貴重な資料が収録されているなど、さまざまな史料が掲載されています。しかし現在の編纂が関東地方に偏っていることから、日本全国の文書を網羅するにはまだまだ時間がかかると見られています。

それでも戦国時代を扱う古文書はその時代の研究において大きく貢献すると考えられており、今でも大変貴重な書籍となっております。

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