小林秀雄全作品 (全28巻+別巻4冊 全32巻 新潮社)

新潮社の「小林秀雄全作品」は

2002年から2005年にかけて刊行されました。

日本の文芸評論家であり

作家の小林秀雄の作品全集で、

歴史的仮名遣いを使用した

『小林秀雄全集』とは違い、

多くの人が読みやすいよう現代仮名づかいで

編集されたシリーズとなっております。

明治35年に東京に生まれ

その生涯を通じて文章を書き続けた小林秀雄は、

近代日本の文芸評論家の確立者と言われ、

ドストエフスキー、幸田露伴の作品や

ベルクソンやアランの哲学思想に

大きな影響を受けました。

若くして父を亡くし、

悲しみに暮れながらも必死に勉学に励み

東京帝国大学を卒業して

本格的に執筆活動をはじめます。

その評論や批評家としての作品から

溢れる個性的な文体や表現方法は、

のちに多くの分野の批評に影響を与えました。

作家の三島由紀夫は自身の著書の中で

「日本における批評の文章を樹立した」

と評価するなど、

その文体は時代に新しい風を吹き込

こちらの商品はそんな小林秀雄の全作品を

読むことができるシリーズとして大変人気があり、

現在も非常に手に入りにくい商品のひとつです。

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