弘法大師傳全集(弘法大師伝全集) (全10巻 長谷寶秀編纂 六大新報社)

弘法大師傳全集は、六大新報社より1934年から1935年にかけて刊行されました。

全10巻の構成にて、長谷寶秀氏の編纂となっております。

真言宗の開祖でもあり、「空海」の法名でも知られておりますね。

また、弘法大師は、嵯峨天皇や橘逸勢と並んで三筆のひとりに数えられております。

弘法大師は、真言宗の開祖としても、書家としても、当時から大変高く評価されておりました。

「仏教という外来の思想を純正の日本にもたらした」として、一時的に評価を下げたこともありましたが、後に日本文化の形成に貢献したとして、再び評価されるようになりました。

また、書家としては、篆書、隷書、楷書、行書、草書、飛白のすべてに優れ、「入木道の祖」と称されておりました。

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