ミシェル・フーコー思考集成 (全10巻 筑摩書房)

「ミシェル・フーコー思考集成」は、全10巻が1998年から2002年にかけて筑摩書房から刊行されました。 監修は蓮實重彦氏、渡辺守章氏となっております。

ミシェル・フーコー(ポール=ミシェル・フコ)は、1926年にフランス西部の町に生まれ、父親との対立、自身の性的な嗜好などに苦しみ、青年期には自殺を繰り返したこともありました。

1966年に出版した「言葉と物」がベストセラーとなり、哲学者としての地位を確たるものとします。

20世紀に活躍したフランスの哲学者の中では、初期はその著作から構造主義とみなされておりましたが、自身の考えてと周囲の理解に齟齬があったことから、後に構造主義を批判して、その後の哲学の流れに大きな影響を与えました。

先の「言葉と物」の他にも、「狂気の歴史」「知の考古学」「監獄の誕生」「性の歴史」(未完)等、自らの思索と研究を著した書籍を多数発表しております。

こちらの書籍の他にも、多数の著作が日本でも出版されており、「フーコー・コレクション 全6巻+別巻1」(ちくま学芸文庫/2006年刊行」などもございます。

・「ミシェル・フーコー思考集成」全10巻の各巻の内容は下記の通りとなっております。

ミシェル・フーコー思考集成１─狂気/精神分析/精神医学
ミシェル・フーコー思考集成２─文学/言語/エピステモロジー
ミシェル・フーコー思考集成３─歴史学/系譜学/考古学
ミシェル・フーコー思考集成４─規範/社会
ミシェル・フーコー思考集成５─権力/処罰
ミシェル・フーコー思考集成６─セクシュアリテ/真理
ミシェル・フーコー思考集成７─知/身体
ミシェル・フーコー思考集成８─政治/友愛
ミシェル・フーコー思考集成９─自己/統治性/快楽
ミシェル・フーコー思考集成１０─倫理/道徳/啓蒙

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